食中毒の月別発生件数を見ると年間を通してある程度の件数があることがわかるが、比較的8月は少なく10月に増加する。その理由について医師は、通常胃酸などが食中毒の原因の菌を殺菌するが夏バテなどで免疫力が落ちると体内で菌が繁殖しやすいためなどと指摘。加えてことしは酷暑と感染症の流行などから食中毒が増える可能性があるとのこと。秋の行楽シーズンを前にお弁当の観点で食中毒のリスクを紹介。食中毒の原因となるセレウス菌は熱に強いため「つけない」「増やさない」が重要で、野菜などの食材はしっかり洗うことや皮をとること、常温保存しないことなどが鉄則。またカットフルーツは水分が他のおかずに移り細菌が繁殖しやすいため別容器に入れるか水分の出にくいブドウなどがおすすめとのこと。さらに小分けカップが繰り返し使えるものの場合汚れや水滴などが残っていると食中毒のリスクが増すため、しっかりと洗いよく乾かすことが重要とのこと。