今年2月、ダークパターンを取り巻く国内外の状況について学ぶ企業向けセミナーが開かれた。企業の担当者約100人が参加。ダークパターン対策がブランド力を高めると考える企業もある。飲食店予約サイトを運営しているIT企業では、以前の予約画面は会員登録を必須とするものだった。そのサイトを去年、登録なしでも予約できる仕組みに変更した。さらに、残り席数を表示するデザインを検討していたが、表示しないことにした。見直したサイトのデザインはユーザーに好意的に受け入れられているという。会社ではダークパターンを使わないことは顧客の信頼、会社の成長につながると考えている。