クリスマスや年末商戦で買い物客が増える12月を迎え、東京消防庁が港区の商業施設を視察し火災予防の徹底などを呼びかけた。視察したのは東京消防庁の吉田義実消防総監で、東京・港区の商業施設・麻布台ヒルズを訪れた。施設内の飲食店では“厨房のダクトなどに油がたまると火災につながりやすく、こまめに掃除する必要がある”と伝えていた。地下の食料品売り場では施設のスタッフたちによる訓練が行われ、消火器などを使った初期消火や買い物客の避難誘導などの手順を確認していた。東京消防庁は“多くの人が集まる施設で火災が発生するとパニックが起こり、大規模な被害につながるおそれがある”として、火災予防の徹底を呼びかけている。