- 出演者
- 津田篤宏(ダイアン) 森富美 劇団ひとり
進行の森アナから「おふたり何か頂点には?」と質問され、劇団ひとりはレモン・ニンニク早食いでギネス世界記録を獲っている、津田篤宏は高校時代にフェンシングの秋季大会で優勝していると明かした。スタジオにはミスコンの頂点に輝いた29名が出演。
今年6月、東京23区の賃貸市場に異変。ワンルームの平均家賃が全国平均5万円のところ、23区は11万超え。背景には再開発ラッシュとタワーマンションの建設。さらに中古マンションの平均価格も1億円を突破。住宅価格の高騰はかつてないレベルに。そんな中で注目されるのが築年数の古いヴィンテージマンション。当時ならではの間取りや古いからこそ残る魅力が再評価されている。そこで今回は東京23区の賃貸物件を徹底調査。築年数が古い順にランキング化。まず調べたのは分母。不動産業者53軒に電話取材。23区内を歩き回り聞き込み。東京23区賃貸物件の分母は、借家271万4300戸+賃貸用空き家45万8200戸で、合計317万2500戸。その中から築年数45年オーバーのTOP350をランキング順で発表。今回は築年数を月単位で算出し、古さ順にランキング。同年同月は同率順位として記載。300位台の住宅事情は第2次ベビーブームの影響で人口増加、集合住宅の需要が拡大し、個数の多いマンションの建設がブームに。
317万2500戸分の300位の物件があるのは、江東区・亀戸駅。駅から徒歩15分のところにある築51年の賃貸マンション「カーサ第一亀戸」。特注タイルは1マスに約300枚を使用。外壁を覆い尽くすタイル総数は約12万枚。ド派手外観に近所の人は「目印」などと話していた。マンション内は、シックな白黒タイル。2棟で1つの建物を形成。竣工当時は分譲で販売されていた。初日に購入した方に話を聞いた。当時三菱銀行が販売管理していて、亀戸の銀行に夜中から並んだという。1970年頃、亀戸には10階建ての高い建物がほとんどなく、住居のスタンダードは木造アパート。そんなとき現れたスタイリッシュなマンションに人が殺到。1日で480戸が即完。間取りは2DKで、賃貸で借りると12万円。
ランキングはトップ300から築年数50年代、1970年頃に建てられた物件は多く、ファミリー向けが主流だったマンションに、単身者向けのワンルームがで始めたのもこの頃。266位にランクインしたのは、資産価値抜群のマンションのビラシリーズ。ビラシリーズとは、1960年~80年代にかけ都心の一等地に9棟のみ建築されたビンテージマンション。斬新かつ奇抜な外観や、普通のマンションにはないおしゃれなデザイン性で50年経った今も入居希望者が絶えない。絶大な人気から資産価値も下がりづらいまさに憧れのヴィンテージマンション。ビラシリーズの初期建築で築54年の賃貸マンションがランクイン。物件があるのは、竹下通りから徒歩8分。明治通り沿いを進んだ先にある「ビラ・セレーナ」。正面からは3階建てに見えるが、8階建てで全体がデコボコと飛び出しながらピラミッド状にすぼまってく斬新なデザイン。これはセットバックと呼ばれる構造で、上の階に行くほど後ろに引っ込み階段状になるため低い階のベランダに直射日光が入りやすくなる。そのため日当たり抜群で、共用部も吹き抜けで開放感抜群。見せてもらった部屋の間取りは1LDK。全面を窓に囲まれた広く明るいメインフロアに、バーベキューもできるテラス付き。広さ133平米の部屋の家賃は月45万円。現在全て満室。
後楽園駅から徒歩10分の川口アパートメントを紹介した。建設費用は8億円を超える超高級賃貸マンション。総敷地面積は約930坪。24時間対応のコンシェルジュが荷物なども受け取ってくれる。加賀まりこなど多くの著名人も住んでいた。一番広い部屋を特別公開した。広さは3LDK146平米。家賃は月50万円。このアパートを建てたのが川口浩だった。直木賞作家の父から引き継ぎ8億円でマンションを建設した。当時はプール付きでお手伝いさんも常駐していた。2JDK70平米の部屋は月30万円。
津田は最近タワマンにお引越しされたとのこと。津田は「単身用のタワマン」などと話した。
レトロ賃貸があるのが雑司が谷駅。家賃も平均より安く学生も多く住む。並木ハウスを紹介した。木造2階建アパートだが2018年に登録有形文化財にも指定されている。ドアは全て木製で当時のまま使用中。風呂なし共同トイレの2階建て全11室。室内は4.5帖~8帖。並木ハウスで暮らした有名漫画家が手塚治虫だった。2年半住みリボンの騎士、鉄腕アトムを執筆していた。家賃は約5万円だという。
東京・杉並区の荻窪駅から徒歩10分の場所に建つのが築87年4か月の「西郊ロッヂング」。建てられたのは日中戦争真っ只中の1938年。建物のてっぺんにあるドーム状の飾りはドイツやイタリアの建築から影響を受けたもので、外観の丸みも西洋の城のようになっている。オーナーいわく西郊ロッヂングは日本における洋間の下宿の走りだという。中の造りも当時のままで、2009年には登録有形文化財に指定された。
西武新宿線・野方駅から徒歩7分ほどの場所にある「わの家-千峰-」は築96年の賃貸物件。70年前の小物がそのまま飾られ、縁側や中庭に加えて檜風呂もあるなど和風な造りになっている。家賃は光熱費込みで約8万円。最大6人が同居できるシェアハウスとのこと。管理人の方が母と住んだ思い出の家を残すため、11年前にシェアハウスにすることを決意したという。現在は20~30代の若者が同居している。
墨田区京島は古い長屋が残るエリアで、1945年の戦火も奇跡的に免れている。
スタジオからは「1位が取材NGという結果は驚いた」などの感想が出た。この他レンガ調のレトロ物件に住んでいたことなどを話した。
焼き鳥のたれ継ぎ足しランキング。1位「130年 鳥光 須磨本店」。たれは継ぎ足しによって昔からの鳥の旨味が壺の中に蓄積されていて、作りたてのタレと比較しても味の違いは歴然としている。
おでんの出汁継ぎ足しランキング。1位「181年 たこ梅 本店」。出汁の味の決め手は毎日の継ぎ足しで、かつお出汁にくじらから出る出汁と様々な野菜の旨みを加えた複雑な味の出汁。くじら出汁はくじらを4時間じっくり煮込み、臭みを抜くことで特有の脂と塩味が溶け出している。