米・FRBは日銀の会合に先立って日本時間今日未明、0.25%の利下げを決定したと発表した。利下げは3会合連続。一方来年の利下げの回数はこれまでの4回の想定から2回として、利下げのペースが緩やかになるとの見通しが示された。これを受けてニューヨーク株式市場では、ダウ平均株価が前日と比べて1100ドルを超える大幅な下落。この流れを受けて東京市場では売り注文が広がり、日経平均株価は午前中700円以上値下がりする場面も。ただ日銀が追加の利上げを見送り、円安が進んだこともあって、買い戻しの動きが広がった。日銀の今回の決定について、日銀・植田総裁が会見でどのような発言をするかに関心が高まった。外為どっとコム総合研究所・調査部の中村勉研究員は「今後いつ利上げをしていくか。次回1月か。その次の3月か。植田総裁の会見からヒントを探すことになる」と述べた。