ホンダは去年、二輪車の販売台数で世界37の国と地域で過去最高を記録するなど好調で、二輪車の世界シェアを現在の約4割から長期的に5割に増やすと発表した。ホンダ・加藤稔執行役は「インドの市場がどこまで伸びるか、インドでどこまでシェアを伸ばせるかが大きなポイント」と述べた。さらに、世界最大市場のインドで電動二輪車の専用工場を2028年に稼働させる方針も明らかにし、世界シェア5割に向けて、インド市場の開拓を強化する。一方、メキシコの工場から年間約9000台をアメリカに輸出しているホンダは、トランプ政権によるメキシコへの関税措置を注視している姿勢を示し、メキシコからの生産の移管も検討していると明かした。