都内にあるビルの一室を訪ねると、そこにあったのは様々な種類のぬいぐるみ。実はここは傷ついたぬいぐるみを直し、元の姿に戻すためのぬいぐるみ専門病院「杜の都なつみクリニック」。一体どんな人たちが来るのか。この日、両親と一緒に訪れたのは9歳の女の子。1歳の頃からずっと一緒にいるくまモンのぬいぐるみの治療にやってきた。これまで母親が繕ってきたが、いよいよ限界に近づいたそう。しばらくかかりそうなので、しばしのお別れにくまモンに手紙を書いてきた。まずは持ち主とぬいぐるみの状態を見てどこまで直すか相談する。約2か月半の治療と思ったより長く、寂しくなってきた様子。ここから治療の始まり。まず写真撮影から。離れ離れの間も寂しくないよう、治療の過程などを記録しHPで共有している。中の古い綿を取り出して入れ替えるなどし、穴・ほつれなどを直していく。同じぬいぐるみでもそれぞれ微妙に違う、その面影を大事にする。作業は2か月前後。スタッフが白衣などを着て手作業で直す。治療を終えたぬいぐるみたちは迎町。
この日退院を迎えたのが羊のぬいぐるみ。持ち主は9歳の女の子。赤ちゃんの頃からずっと一緒だった。今回は3か月の入院で昔と同じ元気な姿に。女の子は再会すると「ふわふわになってる!ビーズいっぱい入ってる!」と大喜び。実はもともと母親のぬいぐるみだった。次ははるばるハワイからやってきた女性。待ちに待った再会に大喜び。イルカのぬいぐるみは目が取れていたが、治療により愛らしい表情が戻ってきた。長年直したいと思っていたが、今回ようやく治療ができたそう。次にやってきたのは夫婦。それぞれがぬいぐるみを預けていた。妻は「当時父親がマレーシアに単身赴任していて、その単身赴任先から送ってくれた」という。そんなシロクマのぬいぐるみは子供の頃から一緒で、旅行などにも連れて行っていた。夫が預けていたのは1歳のときに母方の祖父からプレゼントされたもので、「小学校1年の時に長いこと入院して、そのときに一緒に病院に連れてきていて、すごく励まされた」とのこと。
別の日にやってきたのはウサギのぬいぐるみを迎えに来た夫婦。約30年前の生地を交換し元気な姿に。今回直したのには理由があり、「来月結婚式を挙げるのに一緒に出席するからキレイな状態にしたかった」とのこと。生まれた時から一緒なので「結婚式も一緒に」と考えた。その隣には夫のぬいぐるみも。そこで結婚式にお邪魔させていただくことに。新郎新婦の手には2人とおそろいの衣装を着たぬいぐるみが。実は衣装は夫婦で手作り。お色直し後の衣装も用意した。別の日にやってきた女性の相談は約30年一緒だった「ポンちゃん」と名付けたぬいぐるみを直すこと。「これからさらに30年もたせてほしい」というお願いだが、まもなく1歳になる娘にぬいぐるみを引き継ぎたいとの思いから。ぬいぐるみと生きようという人たち、そこには様々な思いが巡っていた。
桐谷さんは「結婚式という人生の大切な場面で一緒だというのは、人生をともに歩んでいく存在なんだなと感じました」、鈴江さんは「私の息子にはお出かけのときや寝る時も一緒だったキリンさんのぬいぐるみがいるんですが、私にとっても子どもが巣立った後にも手元に残しておきたい宝物のような存在なんです。ぬいぐるみを元気な姿に蘇らせるという場所があるのは心強いなと感じました」とコメント。現在ぬいぐるみ専門病院には月100件ほどの依頼があり、外国の方からの依頼も増えているという。
この日退院を迎えたのが羊のぬいぐるみ。持ち主は9歳の女の子。赤ちゃんの頃からずっと一緒だった。今回は3か月の入院で昔と同じ元気な姿に。女の子は再会すると「ふわふわになってる!ビーズいっぱい入ってる!」と大喜び。実はもともと母親のぬいぐるみだった。次ははるばるハワイからやってきた女性。待ちに待った再会に大喜び。イルカのぬいぐるみは目が取れていたが、治療により愛らしい表情が戻ってきた。長年直したいと思っていたが、今回ようやく治療ができたそう。次にやってきたのは夫婦。それぞれがぬいぐるみを預けていた。妻は「当時父親がマレーシアに単身赴任していて、その単身赴任先から送ってくれた」という。そんなシロクマのぬいぐるみは子供の頃から一緒で、旅行などにも連れて行っていた。夫が預けていたのは1歳のときに母方の祖父からプレゼントされたもので、「小学校1年の時に長いこと入院して、そのときに一緒に病院に連れてきていて、すごく励まされた」とのこと。
別の日にやってきたのはウサギのぬいぐるみを迎えに来た夫婦。約30年前の生地を交換し元気な姿に。今回直したのには理由があり、「来月結婚式を挙げるのに一緒に出席するからキレイな状態にしたかった」とのこと。生まれた時から一緒なので「結婚式も一緒に」と考えた。その隣には夫のぬいぐるみも。そこで結婚式にお邪魔させていただくことに。新郎新婦の手には2人とおそろいの衣装を着たぬいぐるみが。実は衣装は夫婦で手作り。お色直し後の衣装も用意した。別の日にやってきた女性の相談は約30年一緒だった「ポンちゃん」と名付けたぬいぐるみを直すこと。「これからさらに30年もたせてほしい」というお願いだが、まもなく1歳になる娘にぬいぐるみを引き継ぎたいとの思いから。ぬいぐるみと生きようという人たち、そこには様々な思いが巡っていた。
桐谷さんは「結婚式という人生の大切な場面で一緒だというのは、人生をともに歩んでいく存在なんだなと感じました」、鈴江さんは「私の息子にはお出かけのときや寝る時も一緒だったキリンさんのぬいぐるみがいるんですが、私にとっても子どもが巣立った後にも手元に残しておきたい宝物のような存在なんです。ぬいぐるみを元気な姿に蘇らせるという場所があるのは心強いなと感じました」とコメント。現在ぬいぐるみ専門病院には月100件ほどの依頼があり、外国の方からの依頼も増えているという。
