滑川漁港では午前2時半ごろ、国内外の観光客約40人が船に乗り込み、定置網が仕掛けられている沖合約1.5キロメートルに向かうと、漁船に乗っている漁師たちが網を一斉に引きあげた。ホタルイカ漁は先月1日に解禁され、海上の船から見学できる滑川市の観光遊覧船のツアーは、漁の最盛期にあわせてきょう未明に始まった。網には大量のホタルイカがかかっていて、照明が消されて暗闇に幻想的な青白い光が浮かび上がると、乗客からは歓声や拍手が上がっていた。滑川市によると、観光遊覧船は来月6日まで、天候がよければ毎日未明に運航される予定で、今シーズンの期間中の予約は31日時点でほぼ埋まっているという。