韓国のハワイともいわれる人気観光地・済州島にある世界遺産の山で、ある問題が起きている。山道で撮影された1枚の写真を紹介。雪原にカップ麺の容器が放置され、周囲には割り箸やフタなども散乱している。スープを捨てたあとなのか、雪の一部がオレンジ色に染まっている。この写真が撮影されたのは標高1947m、韓国最高峰の山で世界遺産にも登録されている漢拏山（ハルラサン）。登山客が捨てたスープの塩分などが原因で、植物が枯れるなどの被害が出ている。韓国では屋外でインスタントラーメンを食べる文化がある。ソウル市の漢江公園にはインスタントラーメンを作る専用の機械が設置されていて、きょうもラーメンを食べる人たちの姿が見られた。こうした文化もあり、登山でインスタントラーメンを食べる人が多いという。最近ではその写真をSNSに投稿する人も増えている。ハルラ山の休憩施設に立てられた看板には、ラーメンのイラストの上に「スープ半分、水半分」と書かれている。スープの量を半分に減らして、捨てずに飲み切ってほしいと呼びかけている。