パリオリンピック追加競技ブレイキンで、AMIこと湯浅亜実が金メダルを獲得し初代女王となった。前の2試合で予選敗退が決まっている状況のHIRO10（大能寛飛）の最後のダンスに会場が熱狂した。得意の回転技を連発。中でも倒立して片腕の肘だけで回転するワンハンドエルボーエアーは、世界でもわずかな選手しか出来ない大技を披露し、観客を沸かせた。しかし結果は0−2で相手の米国選手が勝利。観客は判定に納得のいかない様子で大ブーイングが巻き起こった。この大歓声にHIRO10はこらえきれず、実況担当した熊崎アナウンサーたちも涙した。熊崎アナは「勝ち負けも大事ですが、結局語り継がれるのはインパクトを残した人。そういう意味では彼が勝者では」、HIRO10は「涙が止まらなくなった。最後は自分の大好きなブレイキンを見せられた。人生おもしれぇっす」とコメント。