熊本県・天草市にある「轟の滝」。この滝周辺の川で遊び体調不良を訴えた人は100人以上にのぼっており、いまだ原因不明のままだ。注目したのは川の水。水質の専門家と調査をすると浅瀬の水は透き通っているが深いところを見てみると水が淀んでいる。天草市では先月16日から今月18日までの約1ヶ月間、まとまった雨が降っていない。去年5月には4つの滝が勢いよく流れているが、一昨日と比べると水の量が少ないことがわかる。専門家は「新鮮な水と入れ替わっていないので、一度汚れると悪くなると、長い間それがとどまってしまう。」と指摘する。水の流れが弱いため細菌などが留まりやすくなるという。また追い打ちをかけているのが連日の暑さ。細菌類は温度が高いと爆発的に増えるスピードがあがるとのこと。滝の周辺では細菌やウイルスが増殖する環境が整っていた可能性もあるという。動物による水質汚染の可能性もあることが分かった。県は調査を続けていて近く水質検査の結果を公表する予定。