熊本市はきょう開かれた臨時市議会に住民投票条例案を提出した。熊本市役所の建て替えを巡り市民団体は、賛否を問う住民投票を求める署名を集め、住民投票を行うための条例の制定を市に直接請求した。これを受け臨時議会がきょう開会し、大西市長は「議会での6年以上に及ぶ熟議を顧みないもので認めがたい」などと述べ反対意見をつけた。これに対し署名活動を行った5人が登壇し「一度も市民は賛否を聞かれていないので住民投票で声を聞いてほしい」などと意見を述べた。条例案は今後委員会での審議を経て今月17日に採決が行われる。また熊本市議で7割以上をしめる4会派に取材した所、各会派は住民投票条例案には反対の立場を表明していて、条例案は反対多数で否決される見通しとなっている。