熊本県に住む、島田さん。3年前認知症の疑いがあった母親が行方不明になり、2日後に亡くなった状態で見つかった。捜索は、警察や消防団も参加し範囲を広げて行われたが、見つかったのは自宅から3キロ余りの用水路の中。警察庁は認知症やその疑いで行方不明になったという届け出が、去年のべ1万8121人に上ったと発表した。その内、亡くなった状態で見つかった人は491人。その77.8%が行方不明になった場所から5キロ圏内で死亡していた。亡くなった場所は、河川や河川敷が最も多く。次いで、用水路や側溝・山林だった。今回の調査結果について専門家は、捜索するときには水辺は特に気にしておかなければいけない場所だと話した上で、地域社会の意識向上も必要だと指摘している。
皆で皆守る地域を作ろうという模索も始まっている。京都市で認知症の行方不明者やその家族を支援してきた団体。代表の中邨さんが今作ろうとしているのは、認知症の人が困った時に頼れる「高齢者110番のいえ」。協力してくれる家や店舗に旗を設置して、認知症の人などが”外出先で困ったときに頼れる場所”としてわかりやすく示そうとしている。更に、この取り組みを通じて”地域の人たちの認知症への理解を深める”ことも目指している。取り組みに賛同してくれる人たちには「認知症サポーター養成講座」の受講を促すことで、認知症の正しい理解を広げていこうとしている。専門家は、警察に行方不明者届けを出すのが早いほど見つかるまでの時間が短くなる傾向があるため、ためらわずなるべく早く家族がSOSを出すことがポイントだとしている。
皆で皆守る地域を作ろうという模索も始まっている。京都市で認知症の行方不明者やその家族を支援してきた団体。代表の中邨さんが今作ろうとしているのは、認知症の人が困った時に頼れる「高齢者110番のいえ」。協力してくれる家や店舗に旗を設置して、認知症の人などが”外出先で困ったときに頼れる場所”としてわかりやすく示そうとしている。更に、この取り組みを通じて”地域の人たちの認知症への理解を深める”ことも目指している。取り組みに賛同してくれる人たちには「認知症サポーター養成講座」の受講を促すことで、認知症の正しい理解を広げていこうとしている。専門家は、警察に行方不明者届けを出すのが早いほど見つかるまでの時間が短くなる傾向があるため、ためらわずなるべく早く家族がSOSを出すことがポイントだとしている。