- 出演者
- 広内仁 斉田季実治 星麻琴 押尾駿吾 吉岡真央
オープニング映像。
この夏の日本の平均気温は過去の記録を大幅に上回り、最も熱い夏になる見通し。江の島の飲食店ではテラス席を設けているが、暑すぎたのかこの夏は客のほとんどが店内で過ごしていたという。取材した海水浴場は暑さが続く見込みから、開設期間を来月7日まで1週間延長することにした。今日の日中の最高気温は高松市で37.21℃、埼玉県鳩山町で36.7℃など猛烈な暑さとなった。埼玉県熊谷市の小学校では、夏休み明けの子どもたちが日傘をさして登校していた。市では熱中症対策として小学生に日傘を配っていて、小学校ではおととい日傘をさして登校するよう保護者に呼びかけを行ったという。暑さは秋の味覚にも影響を与えている。毎年9月1日に解禁される富山湾のベニズワイガニ漁だが、射水市の新湊漁協は水揚げしたカニの鮮度が落ちるのを避けるため、出漁を10日ほど遅らせることを決定した。兵庫県香美町では20世紀なしの収穫が最盛期を迎えているが、今年は猛暑と雨不足で例年より実はやや小さめだが糖度は高くなり、甘味と酸味のバランスが取れているという。福井県内の農家ではコシヒカリの収穫が始まったが、高温や渇水の影響で収穫は想定よりも1割り程度減る可能性があるという。農林水産省は米の収穫量の見込みについて去年を下回るのは4つの県にとどまるとしたうえで、生育は「おおむね順調に推移している」と評価している。6月には東京都心の真夏日が過去最多の13日となるなど各地で気温が高く、6月の日本の平均気温は過去最高となった。さらに7月から8月にかけても危険な暑さが続き、8月5日には群馬県伊勢崎市で41.8℃を観測して国内過去最高を更新した。NHKがきのうまでのデータをもとに速報的に算出したところ、夏の平均気温は平年より2.3℃余も高く過去の記録を大幅に上回っている。気象庁は「統計を取り始めてから最も暑い夏になる見通し」だとしている。また、この夏東京23区で確認された熱中症の疑いで死亡した人の数は100人を超えたことが、東京都監察医務院への取材でわかった。世界の平均気温を産業革命前と比べたグラフを見ると、この3年間プラス1.5℃前後の水準で推移していることがわかる(出典:C3S/ECMWF)。東京大学大気海洋研究所の渡部雅浩教授は「ここから数年間はおそらく猛暑になりやすい」などと指摘。明日の日中の予想最高気温は埼玉県熊谷市で40℃、名古屋市や前橋市、甲府市で39℃などと危険な暑さが予想されている。
外交で政権浮揚を狙う石破総理大臣は、今夜インドのモディ首相と会談。日本の最新型の新幹線をインドに導入するなど、幅広い分野での協力強化を確認した。
自民党内の臨時の総裁選挙の是非をめぐる動き。きょうは閣僚などからも発言が相次いだ。総裁選挙について自民党はおととい総裁選挙管理委員会を開き、実施を求める国会議員は署名となつ印をした書面を原則として本人が直接提出することとし、議員の名前も公表することになった。石破首相に近い閣僚の1人は「石破内閣を支える政府の役職を務める議員が総裁選を要求するなら、職を辞すのは当然だ」などとしている。これに対し小林環境副大臣は自身のXで「早期に総裁選挙を実施すべきだ」としたうえで、「報道で首相周辺の話として『政務三役が署名の場合、辞表を出さないと筋が通らない』との情報がある。本当に必要があるのなら副大臣を辞して手続きを行いたい」などと投稿した。 きのう政務官の辞任を示唆した神田法務政務官は、「総裁選の前倒しをすべきという気持ちを固めつつある」などとコメントした。こうした動きに対し、鈴木宗男参院議員は「副大臣・政務官を辞めてまで総裁選を求めることは、国益を損なう行為で無責任だ。国民のための仕事を放棄して政局に加担している」などと指摘した。平デジタル相は「自民党のいいところは、そんたくなくいろんな発言・行動ができること。政府の役職をわざわざ辞める必要はない」などと語った。笹川農林水産副大臣や古川国土交通副大臣など旧茂木派に所属していた中堅・若手議員ら10人が会合を開き、総裁選実施を求めていく方針で一致し党内に広く賛同を呼びかけていくことを確認した。行政改革相の際に行政手続きでの押印を原則廃止する取り組みを主導した河野前デジタル相は、「いやいや逢沢委員長、署名したら押印はいらないでしょ」とXに投稿した。立憲民主党の野田代表は「国内の課題や海外、関税の問題もあるので、早く対応できる体制に入らなければいけないのでは」などと指摘した。
インドのモディ首相と会談。日本訪問はおととしのG7広島サミット以来。首脳同士の相互訪問としては7年ぶり。石破首相は、今後10年間の協力の方向性を発信する機会にしたい。モディ首相はインドと日本のような経済大国かつ民主主義国家の協力が重要だと述べる。今回の会談の狙いはインドの成長力を取り込むこと。インドの人口は中国を抜いて14億以上。昨年度のGDPの伸び率は+6.5%。1400社以上の日系企業が進出。焦点のひとつはJR東日本の最新型の新幹線を導入する計画。ムンバイとアーメダバードの約500キロを結ぶ国内初の高速鉄道。2029年中の完成を目指す。この計画の始まりは10年前。日本は官民をあげて売り込みを行い、当時の安倍首相とモディ首相が日本の新幹線技術導入で合意。日印関係は加速度的に強化。2018年にはモディ首相を外国人の要人で初めて山梨県の別荘に招き親密さをアピール。岸田前首相とモディ首相は8回対面で会談。今回の会談では安全保障や経済、人的交流など幅広い分野での協力強化を確認。共同声明や共同ビジョンなど11の成果文書をとりまとめる。
一方の内政では、石破総理大臣は来年度予算案の編成に向けた作業を進めている。各省庁はきょう外務省に概算要求を提出した。要求総額は過去最大を更新し、一般会計で122兆円台半ばとなる見通し。今回の概算要求にあたっては、賃金や調達価格の上昇を踏まえた要求が広く認められ、経費全般の押し上げにつながった。さらに各省庁特有の増加要因も。厚生労働省の要求額は、高齢化に伴う医療や年金などの費用の増加を踏まえ34兆7,929億円、財務省は国債の償還や利払いに必要な国債費の要求額を、長期金利の上昇傾向が続いていることから今年度予算を4兆円以上上回る32兆3,865億円とした。このほか高校授業料の無償化、コメ増産に向けた農地の集約化、関税措置の影響を受ける中小企業の支援など、新たな政策課題に対応した要求も相次いだ。ただ衆参両院で少数与党となっている現状では、野党の協力無しで予算案を成立させることはできず、消費税率の引き下げなどを求める野党と今後どのように折り合いをつけることができるかが焦点となる。
きょうは参議院選挙の敗北を受けて自民党の総括委員会の会合が開かれる。会合では総括の素案について意見交換さえる。素案では現金給付などの選挙公約が十分伝わらなかったことや政治とカネの問題が影響などを敗因として盛り込む。自民党はきょう出された意見をもとに一部修正。来月2日に総括をまとめ、党の両院議員総会に報告することになった。両院議員総会はこの日の午後1時半から開催、党執行部が総括を報告。正式にまとまれば臨時総裁選の是非を判断する手続きが開始される。木原選対委員長は、この時点で書きぶりを申し上げる段階にはないと述べる。幹事長としての責任を明らかにするとしている森山幹事長は、考え方については申し上げたとおりと述べる。石破首相としては外交で成果をあげて政権浮揚への足がかりとして続投に理解を得たい考え。旧派閥の動きも出ている。余談を許さない展開となりそう。
神戸市の女性殺害事件。容疑者は今月18日の朝、女性の勤務先近くの路上で歩いているのを見つけ、好みのタイプだと思ってあとをつけていたと供述。事件2日前の防犯カメラ映像を紹介。場所は被害者の勤務先近く。被害者は全く知らない人と説明。この周辺では昼間や夕方にも容疑者の姿が頻繁に映っている。警察は容疑者が勤務先を特定した上で行動を繰り返し確認していた可能性があるとみて調べている。
悪質なつきまとい、警察庁はストーカー規制法の改正を検討している。現在の規制法ではつきまといの行為があった場合、被害者からの申し出で加害者に警告できる。被害者が報復を恐れ申し出をためらうことも多いという。こうした状況を踏まえ、被害者から申し出がなくても警告可能に。紛失防止タグの規制について、悪用し相手の同意を得ず位置を特定する行為も規制の対象とする方針。
学歴詐称の疑いが指摘されている、静岡県伊東市の田久保真紀市長に対し、週明けに不信任決議案が提出される見通しとなった。きょう、定例の記者会見では、市が発表する項目以外の質問には答えず。田久保市長は、10日以内に市議会を解散するか、辞職失職するかの判断を迫られることになる。辞職の意向を撤回してからおよそ1か月、市政の混乱で補正予算案の編成などに遅れが出ていて、市民生活への影響も懸念されている。こうした状況に、市内の経済3団体は市長の辞職を直接求めた他、市民有志が一刻も早い辞職をと、1万人以上の署名を集めた。また百条委員会は市長が刑事訴追のおそれがあるなどとして、卒業証書とされる書類の提出を拒否したことなどについて、地方自治法違反の疑いで刑事告発することを決めた。不信任決議案が可決され、仮に市長が市議会を解散した場合は、市議会議員選挙が行われ少なくとも4500万円ほどの費用がかかるという解散か、辞職失職か。市長の判断が焦点となる。
日本高血圧学会が治療のガイドラインを6年ぶりに改訂。これまで75歳以上の治療の目標とするのは最高血圧が140未満、最低血圧が90未満。 今回それぞれ10ずつ引き下げる。新しい目標で治療すれば脳卒中や心臓病のリスクが17%下がる。日本高血圧学会・市原理事は、生活習慣の改善で目標達成してほしいと述べる。生活習慣を改善する対策も盛り込まれる。食塩は1日6g未満、塩分を出すカリウムなど、運動も有効としている。食事での対策がおすすめ。ポイントはカリウム。体内の塩分を排出するために有効。葉物野菜、果物、キノコに豊富に含まれる。キノコのマリネの作り方を紹介。レンジ調理がおすすめ。味付けにも注意。減塩しょうゆを使う、調味料は量りながらやる。
国から支払われる公設秘書の給与をだまし取った疑いがあるとして事務所などが捜索を受けた日本維新の会の石井章参議院議員はきょう、議員辞職の意向を表明した。維新の中司幹事長は、石井議員の離党届を常任役員会にはかったうえで除名処分とする方針を表明した。東京地検特捜部は石井議員が公設秘書として届け出たのは勤務実態のない人で、だまし取った給与の総額はおよそ800万円に上るとみている。特捜部は押収した資料の分析を進めるとともに、事務所関係者から任意で事情を聴くなどして公設秘書の給与を巡る資金の流れについて解明を進める。
タイの憲法裁判所はペートンタン首相の解職を命じる。カンボジア国境問題への対応をめぐり、憲法で定められた倫理規定に反する。ペートンタン首相はタクシン元首相の次女、タイで史上最年少の37歳で首相に就任したが約1年で失職する事態となる。議会で新たな首相を選出へ。国内政治の混乱が収束に向かうのか不透明な状況。
防衛省は他国の基地などを攻撃する「反撃能力」としても使う長射程の2種類のミサイルについて配備先を公表した。「12式地対艦ミサイル」改良型は、陸上自衛隊の健軍駐屯地の地対艦ミサイル連帯。「高速滑空弾」は陸上自衛隊の富士駐屯地の特科教導隊。いずれも来年3月の予定。艦艇を除き反撃能力としても使うミサイルの配備先を公表したのは初めて。
生成AIを使った検索サービスを巡り、複数のメディアから記事の無断利用などで訴えを起こされている、アメリカの新興企業「パープレキシティ」は、引用元に収益を分配する仕組みを新たに取り入れることを明らかにした。会社ではサービスの収益の8割を、AIによる引用回数や閲覧数などに応じて引用元の報道機関などに分配するという。
全国の気象情報を伝えた。
カブスの今永昇太投手がジャイアンツ戦に先発。アダーメスに2本塁打を浴びるなど7回3失点も勝ち負けはつかなかった。
フィリーズのカイル・シュワーバー選手が4本塁打。大リーグ記録に並ぶ1試合4本。大谷と4本差になった。ナ・リーグのホームラン王争いについて、シュワーバーは49本で残り28試合、大谷翔平は45本で残り28試合。
ソフトバンクの野村勇選手は11試合連続ヒット中。今月の打率は.352と絶好調。先輩のアドバイスをきっかけに意識が変わったという。シーズン序盤、主力選手にけがが相次ぐなか、代役として先発起用された野村選手。チャンスをいかしてレギュラーの座をつかみとる。野村選手はついにきたスタメンだったので気合いは入ってましたとコメント。優勝への思いを強くしているという。
ソフトバンクは2回、約2か月ぶりに1軍に復帰した栗原のタイムリーで先制。3回、近藤が8号2ラン。上沢は6回1失点で自身4年ぶりとなる2桁勝利。ロッテ1-3ソフトバンク。