- 出演者
- 広内仁 斉田季実治 林田理沙 竹野大輝 吉岡真央 菅谷鈴夏 野口葵衣
オープニング映像。
猛烈な雨が降り続く鹿児島県では道路に水がたまり、浸水や土砂災害などの報告が相次いでいる。今月8日は大雨特別警報が発表され記録的な大雨となった鹿児島県だが、今度は台風。8日に被害を受けた霧島市の美容院ではすでに復旧していたが、台風に供え再び対策を行っていた。台風12号は午後5時過ぎに鹿児島県日置市付近に上陸した。鹿児島県日置市では、午後4時までの3時間の雨量が観測史上最多となった。台風12号の特徴は、九州西の海上で急に台風に発達したこと。3日前、気象庁は沖縄県の南の海上にあった熱帯低気圧が「今後12時間以内に台風に発達する見込み」と予報していた。しかし台風には発達せず、気象庁はおとといには「台風まで発達する可能性は低くなった」としていた。それがきょう午前4時半になって「今後24時間以内に台風に発達する見込み」と再び発表した。海面水温を見ると、九州周辺の海域で例年より1度以上高い30℃ほどとなっている(気象庁ホムページより)。この状況が台風の発生に適していて、短時間で台風にまで発達した原因ではないかと専門家は見ている。台風の動きが遅いため同じ場所で雨が振り続けるおそれがあり、特に奄美地方を除く鹿児島県ではあす夕方にかけて線状降水帯が発生するおそれがある。土砂災害や洪水などの危険度も高まっており、南九州市では大谿川の水があふれ浸水の報告がされているほか、いちき串木野市では複数の土砂崩れや多数の浸水が報告されているという。
記録的な大雨となった東北北部では秋田県仙北市で桧木内川が氾濫し、西木町上桧木内地区で道路や橋が壊れる被害が出た。仙北市内の一部では断水が続いていて、秋田県によると田んぼや畑が水につかる被害なども確認されている。
台風12号の影響で、この時間も鹿児島県内では雨脚が強まっている。風も強まっていて、荒れた天気になっているところがある。雨で地盤が緩んでいるところも多くなっており、特に薩摩半島で土砂災害への警戒が必要。川も増水しており、万之瀬川水系万之瀬川、加世田川では氾濫危険情報が発表されている。この後は発達した雨雲がかかり続けて、雨量が多くなるおそれがある。24時間の予想雨量は九州南部で300ミリ、北部で80ミリ。
熱中症の救急患者の治療を行う、川崎市の総合病院。連日搬送者が相次いでいて、多い日には5~6人が運ばれてくるという。医師によると高齢者が多いということだが、若い人も例年より目立つという。総務省消防庁は2017年から熱中症による救急搬送の状況を住居や道路、仕事場など8つに分類して公表していて、NHKがこのデータを基に発生場所の状況を調べた。その結果、道路が占める割合が年々増加傾向にあることがわかった。近年の気温上昇が道路での熱中症リスクを高めているとみられる。都内のIT企業が開発したアプリでは、地図上で太陽の位置と建物の高さから日陰を確認することができる。埼玉県熊谷市の市役所前のバス停には、特殊な素材が使われたテントが設置されている。市は効果を確認しながらイベントや休憩所で活用する予定にしている。専門家は「ここ数年暑さのレベルが数段上がっていて、従来の対策では対応できない」と指摘している。
新潟県上越市では連日の猛暑で収穫を間近に控えたコメにも深刻な影響が出ている。上越の先月の平均気温は28.7度と過去最高。コメは高温が続くとでんぶんが不足し白く濁ったりひび割れやすくなる。なかには渇水の影響を受けた田んぼも。コメ約3トン分の稲が茶色く枯れていた。水源から遠く水が十分に供給されなかったという。上越市によると、市内では40日間まとまった雨が降らなかったという。今月8日の調査では市内で少なくとも47.8ヘクタールの水田での被害が確認されている。上越市農政課・古川さんは、農家にとっては大変つらい思いになっていると思っているとコメント。農家の中村さんは、来年から考えていかないと。これで終わりだとは思わないとコメント。
あすも東海と近畿では38度の危険な暑さが見込まれている。熱中症について、専門家は「発症すると後遺症などその後も体に影響が出る場合もある」と話していた。予防が大事だが、熱中症になってしまった場合は早めの処置が必要。
昨夜、神戸市で女性が殺害された事件、女性が帰宅しようとマンションのオートロックの扉を開けた際、続いて男が入ってきてエレベーター内で襲われたとみられることがわかった。警察が逃げた男の行方を捜査している。女性は上半身に複数の刺し傷があり、腕に抵抗した際できたとみられる切り傷もあったという。現場は神戸市の中心部。エレベーター内部の防犯カメラには刃物を持った男が女性を羽交い締めにするような様子が映っていた。その様子は外側からモニターでみられるようになっていて、目撃した別の住人が警察に通報。男はいずれかの階でエレベーターを降りた後、階段で下りたとみられる。4~3階あたりで階段を下りてくる特徴よく似た人物と住人がすれ違っていたという。男は北方向に徒歩で逃走か。警察は逃走経路の特定を進めている。男の特徴を紹介。凶器を持ったまま逃走したとみている。女性が事件前に警察へ相談した履歴は確認できていない。
カンボジアの拠点で特殊詐欺をしたとして日本人男女29人が逮捕された。まるで会社のような実態が浮かび上がっていた。今年5月、東京・八王子市の男性に警察官などを名乗り現金をだまし取ろうとした詐欺未遂の疑い。拠点のグループは数カ月間で約14億円をだまし取っていた疑い。詳細な手口が明らかになってきた。ポイペトは詐欺の拠点とみられる。事務所では警察官の制服のようなものを着た上で、LINEのビデオ通話などでうその電話をかけ続けていた。グループは中国人の管理下に置かれ、外出が制限。数人のグループに別れお互い偽名で呼び合う。新しく拠点に来たメンバーはマニュアルを暗記。詐欺の通話はすべて録音し聞いて反省点を出し合うなど詐欺の成功率を高めようとしていた。さらに29人は日本国内のリクルーター役から金が稼げるなどと勧誘。全国各地から集められた疑いがある。29人の渡航歴は出国時期が1年以上前から数週間前とまちまち。海外の詐欺拠点を転々としていた容疑者もいたという。警察官などを名乗り現金をだまし取る手口の被害額は389億円余、特殊詐欺被害全体の65%。警察は海外を拠点とする詐欺グループの実態解明を進めている。
ロシアとウクライナの首脳会談は実現するのか。ロシア側のけん制で暗雲が立ち込めている。そのロシアを支援する北朝鮮にも動きがあった。北朝鮮の部隊が派遣されていたのはウクライナに近いロシア西部。北朝鮮国営メディアは、ロシアへの派兵を改めて正当化。支援継続の考えを示したとしている。金総書記とプーチン大統領が電話で会談したことも発表。双方の蜜月ぶりがうかがえる。
北朝鮮の支援も受けるロシア、連日ウクライナ各地に激しい攻撃を行っている。米露会談では東部2州を明け渡すことなどを提案。ロシア国防省は20日、計3つの集落を掌握したと発表。会談を行った1週間も攻撃が止むことはない。このうち安全の保証について、欧米では議論が活発化している。アメリカの関与のあり方に注目。トランプ大統領は米軍の地上部隊を派遣することはないと明言。具体出来な内容は明らかにせず。ゼレンスキー大統領は、詳細は10日以内に決まるとしていた。防衛相防衛研究所・兵頭研究幹事は、ウクライナの安全の保証の問題もこれから協議するという段階。今の段階でロシアが3者会談に応じることはないと指摘。ラブロフ外相は、ロシア抜きに安全の保証を議論するのは絵空事であり行き詰まっていると述べ、ロシア抜きでは解決できないとけん制。開催地はどこになるのか、ハンガリーやスイスなど候補地が報じられているが、早期に会談が行われるかは不透明な情勢。専門家は、おそらく1か月程度かかるだろうと分析。
スタジオの広内仁が、今のニュースについて解説する。画面に、8月15~31日のカレンダーが表示された。そのカレンダーには、15日に米ロ首脳会談、18日に米ウクライナ首脳会談と書かれていた。そして、安全保障の枠組みは27日頃まで、ロシア&ウクライナ首脳会談は31日頃までに決まると見られていたが、どちらも容易ではない状況だと、広内仁が解説した。
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TICADの2日目 、企業の協力を加速させようと「官民ビジネス対話」が開かれた。石破首相は、日本とアフリカとの関係においては援助から投資をキーワードにしたいと述べ、日本とアフリカの企業どうしの協力を加速させると共に鉱物資源の輸送ルートの整備などにより国境を越えた物流を強化していく方針を示した。会議にあわせたアフリカの首脳らとの個別の会談はきょうも。会談した中央アフリカのトゥアデラ大統領は、日本の難民支援や食料支援などに謝意を示し、さまざまな分野で協力を進めていくことを確認。これまでに各国の首脳など29人と個別会談を重ねる。あすまでの期間中、さらに会談を重ね各国との関係強化を図りたい考え。
アメリカのシンクタンク・戦略国際問題研究所は北朝鮮の弾道ミサイルの基地を新たに確認したと発表。初期の分析としていずれもICBM級のミサイル「火星15型」や新型の「火星18型」など計6~9基を保管されている可能性があるとしている。北朝鮮にはこの基地を含めてまだ公開していない弾道ミサイルの基地や関連施設があわせて15~20あるとしている。
随意契約の備蓄米販売について9月以降も認められるようになったことについて、JA全中の山野会長は、政府に丁寧な情報発信などを求める考えを示した。山野会長は、今回の方針変更で生産現場では混乱と今後の需給、価格への影響を懸念する声があがっていると述べ、こうした懸念が払拭されるよう丁寧な情報発信を進めるとともに、追加申し込みの受け付けや期限再延期などさらなる変更が行われないことが重要だと述べた。
再び菅谷鈴夏が鹿児島県・垂水市から、生中継で台風12号の状況を伝える。菅谷鈴夏が建物の中に登場して、窓ガラスから見える外の様子を紹介した。そして、先ほどの中継から40分ほど経ったが風は同じように強い、などとリポートした。
気象情報を伝えた。台風12号が鹿児島に上陸。大雨・暴風に注意。
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夏の甲子園準決勝第1試合で日大三と県岐阜商が対戦。お互い譲らない攻防戦が続き、延長戦10回で日大三が勝ち越しタイムリーを決め、決勝進出を決めた。
夏の甲子園準決勝第2試合で沖縄尚学と山梨学院が対戦。同点で迎えた5回で山梨学院が得点し、リードを広げた。6回で安谷屋春空が2点タイムリーで同点に追いつき、7回で逆転。沖縄尚学が勝利し決勝進出を果たした。
夏の甲子園決勝はあさって10時から予定されている。日大三が勝利すれば14年ぶり3回目。沖縄尚学は初優勝を目指す。