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「熊谷組」 のテレビ露出情報

1970年代、首都圏では急激な人口増加により、深刻な交通状態が発生していた。そのころ、内田恵之助が壮大な道路計画に燃えていた。東京湾アクアラインが実現できれば渋滞も緩和でき、災害時の迂回ルートにもなる。しかし東京湾にトンネルを掘るのは世紀の難工事と囁かれていた。海底下は世界でも有数の軟弱地盤。マヨネーズ層と呼ばれるドロドロの地層が堆積しトンネルを掘り進むのが困難だった。日本の技術を全て注がなければ無理だ。内田のもとに大手ゼネコンや製造メーカーなど100社以上が集結した。そのスケールと難しさから土木のアポロ計画と呼ばれた。1989年、世紀の大工事が幕を開けた。プロジェクトの命運を握る最重要施設は「川崎人工島」。深さは70m。大手ゼネコンが担当する4台のシールドマシンの発進基地だった。当時のマシーンが1度に掘り進められる距離は3kmが限界。そのため川崎と木更津の両側からも2台ずつマシーンを発進させ4箇所で地中結合する計画。人工島には毎日300人の作業員がフェリーで上陸した。ここが技術の見せ所だと各社自前の設備を持ち込もうとしていた。しかしその様子を心配そうに見ていたのが米沢実だった。米沢は前者が設備を持ち込めば工事が遅れると思っていた。その時、鹿島建設のボス・高野孝が「全社にとっての最適解を探せ。自分のことだけを考えるな」と助け舟を出した。米沢は4つのチームが協力して使える共有のリフトを作ろうと考え練り上げたプランを発表した。1993年、直径100mの穴は順調に掘り進められていた。半年をかけ70m地点まで到達し鉄筋ブロックも搬入された。そんな時、米沢らのもとに、底から水が出ていると連絡が入った。高野が現場を訪れると鹿島建設の担当場所から許容量を超える水が吹き出していた。そこで、上から海水を注入し圧力を加え地下水の勢いを止める。その隙に緩んだ地盤を固めた。しかし鉄筋ブロックは海水に浸ってしまった。元通りにするには半年かかるという。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年2月5日放送 22:00 - 22:58 テレビ東京
ワールドビジネスサテライトWBS × アクアポニックス
飲食店「OGAWA COFFEE LABORATORY」のメニュー「ホンモロコのフリット」に使用される高級魚・ホンモロコ。その生産をビルの屋上でおこなっている。同時にディルなどのハーブも生産している。こうした魚の養殖と野菜の栽培を一緒に行うアクアポニックスの取り組みが全国で拡大している。魚のフンなどの排泄物を含んだ水をろ過することで養分を多く含んだ水となり野[…続きを読む]

2024年11月9日放送 8:20 - 9:05 NHK総合
新プロジェクトX〜挑戦者たち〜約束の春 三陸鉄道 復旧への苦闘
震災から半年後、国からの補助を取り付け復旧工事は本格的に始まった。72ヶ所が破壊された南リアス線は1区間も運行できていなかった。西松建設と熊谷組の力を借り一気に工事を進めることになった。熊谷組の所長は木村晃。木村は秋田出身で東北の仲間のために困難な現場に名乗りを上げた。被害はひどく作業量は見積もりの3倍。その現状を知り全国から200人の作業員が応援にかけつけ[…続きを読む]

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