関東甲信はきょうも各地で厳しい暑さとなった。きょう日中の最高気温は前橋市で35.6度、甲府市で35.4度、さいたま市で35.2度などと猛烈な暑さとなったほか東京の都心で34.7度などと厳しい暑さとなった。あすは雲が広がるなどしてここ数日と比べて気温は低くなるものの甲府市で35度と猛烈な暑さが見込まれるほか前橋市で34度、横浜市やさいたま市、長野市で33度、東京の都心や千葉市、宇都宮市で32度などと厳しい暑さが予想されている。引き続きこまめに水分や塩分を補給するなど熱中症対策を続けてください。夏の厳しい暑さで知られる埼玉県熊谷市では熱中症で搬送された人のうち高齢者が半数を超えていることから市は地域の民生委員を通じて暑さ対策を呼びかけている。一方、きょう午後3時40分ごろ栃木県小山市の住宅街で撮影された映像ではごーという音とともに強い雨が地面をたたきつけるように降る様子が分かる。気象庁によると日中の気温の上昇や暖かく湿った空気の影響で関東北部を中心に大気の状態が非常に不安定になっている。栃木県や群馬県などの山沿いを中心に雨雲が発達していて午後4時半までの1時間に栃木県高根沢町で34ミリの激しい雨が降った。大気の不安定な状態は夜遅くにかけて続く見込みで局地的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降るおそれがある。あす夕方までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで関東北部と伊豆諸島で80ミリ、関東南部と甲信で60ミリと予想されている。気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、急な河川の増水に十分注意するほか落雷や竜巻などの激しい突風、それにひょうにも注意するよう呼びかけている。あすも午後を中心に大気の不安定な状態が続く見込みだ。