世界遺産・熊野古道は、和歌山県の3つの霊場に通じ、古来より多くの人が歩いてきた。3月には、タイム誌で熊野那智大社と那智山青岸渡寺が世界で最も素晴らしい場所の1つに選ばれた。悩みは宿泊施設が足りないこと。そこで、働き手不足から、カンボジアから中継したフロントが対応したコンテナハウスが誕生。大きな窓を備えたゲストハウスは、夜にはホタルが見られ、外国の方に大人気。こうした宿泊施設を支えるのは地元喫茶店店主・浦タエ子さん。喫茶店が夕方4時に終了すると、浦さんは10軒の宿泊施設と提携し、宿に泊まる人のお弁当を作っている。多い時は1人で60食を作る。