気象予報士・望月さんの解説。明後日以降は気温が下がるが雨で湿度が高くなる。蒸し暑く、熱中症への警戒は気温が下がっても必要。アメリカ・パーム・スプリングスでは7月の平均気温を10℃以上上回った。アメリカ・ラスベガスでは7日に観測史上初の48.9℃を記録。アメリカ・デスバレーでは7日に最高気温53.9℃を観測した。北米が暑くなった原因は高気圧がふたになって温められた空気が閉じ込められるヒートドーム現象。ロシア・モスクワでは2日に32.0℃を記録し、7月2日の最高気温を134年ぶりに更新した。アメリカと比較すると最高気温は日本の方が低いが、湿度が高いためより不快に感じると思う、と望月さんは話した。アメリカ・ロシアの暑さの理由は地球温暖化と偏西風の蛇行。日本ではそれに加えて太平洋高気圧とチベット高気圧の両方が日本に向けて勢力を強めていることとエルニーニョ現象の終息がある。エルニーニョ現象が続くと太平洋高気圧の張り出しが弱まり気温が下がって日照時間も減少するが、終息したことで太平洋高気圧の張り出しが強まっていると考えられる。今年もラニーニャ現象の兆しが見えていて、日本観測史上1位の最高気温41.1℃を超える可能性もある、と望月さんは伝えた。