今日は財務省で2日目の閣僚折衝が行われ、このうち上野厚生労働大臣との間では診療報酬の改定率を決めた。物価高などに対応する為、全体では12年ぶりにプラス改定となる。こうした結果を踏まえ政府は来年度予算案について一般会計の総額を122兆3000億円程度で最終調整している。今年度の当初予算を7兆円以上上回り、過去最大を更新する。歳出では社会保障費が39兆1000億円程度に膨らむ他、国債の償還や利払いにあてる国債費も金利上昇などを背景に過去最大となる。歳入では税収を過去最大の83兆7000億円程度と見込むが、新たな国債を29兆6000億円程度発行する方向で、今年度の当初予算を上回る見通し。政府は来年度予算案をあさって閣議決定することにしている。
