ペットボトルに入れた漂白剤を炭酸水と間違えて飲んでしまい、病院に搬送された母親。飲んだのは、衣類用漂白剤の過酸化水素の量が多い濃縮タイプではなく、通常タイプだったという。さらに、とっさに飲んだ牛乳には、過酸化水素の濃度を薄くし、食道や胃の粘膜を保護する働きがあるという。漂白剤のパッケージにも、誤飲した時は吐かせず水または牛乳を飲ませるよう記載されている。無理に吐くと圧で食道が傷つき、そこに過酸化水素が入ると大きなダメージを受けることになるからだという。ただし、牛乳を飲むと逆効果のものもあるため、誤飲した際は医師の指示を仰ぐよう呼びかけた。今回、誤飲した母親は、血液検査の数値に問題はなく、点滴だけで翌日に退院することができた。しかし、退院後も喉や胃に膜が張っているような違和感があり、しばらく食事もとれなかったという。