文化庁が実施した「国語に関する世論調査」では、新しい言葉がどこまで浸透しているかが調査された。動物などがふんわりと柔らかそうなことを表現する「もふもふ」は、52.6%が使うことがあるという。他にも時間や手間をかけないことを意味する「さくっ」や、ゆっくり・のんびりを意味する「まったり」も半数以上の人が使ったことがあるという。また、こういった新しい表現が日常会話でも使用されることについて、約8割が「気にならない」と回答している。日本語表現に詳しい明治大学文学部の齋藤孝教授は「受け入れられている要因は、その言葉が的確だからだと思う。インターネットの時代になり、良い言葉が一瞬のうちに広まり、言葉の生産性が高まっている」と指摘している。