オードリー・ヘプバーン邸宅は、18世紀に農家の屋敷として建てられ、オードリー・ヘプバーンは1963年に購入した。亡くなるまでの30年間をここで過ごした。土地面積は4万平方メートル。庭だけでも1万6000平方メートルある。3階建の建物内には21の部屋がある。オードリー・ヘプバーンが亡くなった後、2000年に現在の所有者家族がこの物件を購入した。子どもたちが家を出て、年配の夫婦だけになったことから、今回売りに出されたという。リビングには暖炉、寝室にはヨーロッパらしい大きな窓がある。キッチンはアイランドキッチン。ハリーは、オードリー・ヘプバーンの得意料理はトマトソースのスパゲッティで、ゲストに毎週振る舞っていたというなどと話した。スイスメディアの記者・宇田は、オードリー・ヘプバーンの邸宅が売りに出されたことについて、スイスの複数の主要メディアで報じられていて、注目度は高いなどとし、オードリー・ヘプバーン自身はスイスにゆかりはないが、第2の人生を過ごす場所として選んでくれたことにスイスの人々も嬉しく感じているなどと話した。また、先日、オードリー・ヘプバーンの邸宅を外から眺め、オードリー・ヘプバーンの墓も見学したという。オードリー・ヘプバーンの邸宅があるのは、スイス・トロシュナ。ワインの産地として有名で、広大なブドウ畑が広がる。邸宅から徒歩10分のところにある共同墓地に、オードリー・ヘプバーンの墓はある。村の広場には、オードリー・ヘプバーンの銅像があり、バス停にはオードリー・ヘプバーンの名前がつけられている。宇田は、トロシュナは人口1800人ほどの小さな村、静かな場所、オードリー・ヘプバーン自身も地元の人々と普通に交流していたというなどと話した。邸宅の庭には、オードリー・ヘプバーンが作ったとされるバラ園がある。宇田は、オードリー・ヘプバーンが60歳の誕生日に、60本のバラを庭に植えたと言われていて、それが今も残っているなどと話した。販売代理人によると、興味を持っている人が2人いて、2組とも大家族向けの家を探していて、仕事の都合で引っ越しを検討しているという。