先週日曜日に江藤大臣の失言があり、翌月曜日に発覚。石破内閣初の更迭となり、小泉農水相が起用された。小泉農水相は就任から5日で、スピーディーに政策を打ち出している。自民党中堅議員は、1週間で雰囲気が一気に変わったとし、政府関係者は、一筋の光が見えてきたともしている。平本は、小泉農水相の当面の目標は、6月上旬に2000円で店頭販売すること、野党側は、すでに出回っている高い価格の備蓄米との整合性がどうなるのか、ブランド米の価格が下がることにつながるのかなど、すでに課題を指摘しているなどと話した。小泉農水相はあさって、国会審議に大臣として初登場する。野党は、立憲民主党からは野田代表、国民民主党からは玉木代表、日本維新の会からは前原共同代表という異例の布陣で対する。平本は、小泉農水相の政策は、野党議員は、コメの根詰まりを解消する流通政策であり、抜本的にコメの生産のあり方にメスを入れる農業政策ではないと指摘している、小泉農水相の打ち出す政策の矛盾をつけるのか、追及力や質問力が野党党首に求められるなどと話した。平本は、中期的な課題は、コメの全国平均3000円台を実現すること、自民党の農水族は、高いコメと安いコメが市場に混在するため、全体としてどこまで下がるかは不透明、石破総理はなかば公約として3000円台と発言しているが、自民党内からは、参院選までに3000円台にならなければ選挙戦にも影響が出るとの懸念もあがっている、長期的な課題は、減反政策の見直しに切り込めるかどうか、農水族は、選挙までは小泉農水相に価格対策を自由にやってもらうが、その後の農業改革は党主導でやっていくと牽制している、農業の抜本改革に進めるかが焦点となるなどと話した。抜本改革の実現性について、平本は、石破総理と小泉農水相がやりたい改革が、農水族代表格の森山幹事長がノーと言ったなかでできるか、農業改革が出せるかが最大の注目だという。