昭和24年によしおの母智恵が誕生、智恵は幼い頃から働き者で畑仕事に忙しい両親に代わり毎日家族の食事を準備した。高校生になると家計を助けるために朝から魚の行商を始めた。智恵の同級生らは仕事を全く苦にしない様子について「朝こんな早くやるのはすごい、偉い。頭の回転、良さもすごく、人前でもおどおどしない」と話した。昭和43年に智恵は上京、東京で看護師としていた姉を頼りアルバイトをしながら暮らし、琉球舞踊を習い始める。同郷の人が集まり気持ちが休まる場所で、後にこれがきっかけでよしおの父孝之と出会うこととなる。