大相撲九州場所で大関琴櫻が初優勝を果たした。琴櫻が賜杯を抱くのは先代の優勝から実に51年ぶりとなった。祖父は元横綱、父は現在の師匠、佐渡ヶ嶽親方で元関脇琴ノ若、親子3代で力士。琴櫻は1997年、千葉県松戸市生まれ。2歳から相撲を始めると父が親方を務める佐渡ヶ嶽部屋に入門。親方の指導の下、力をつけ2019年の十両昇進とともに父のしこ名、琴ノ若を襲名した。ことし1月には琴ノ若として大関に昇進。ことし5月に横綱だった祖父のしこ名、琴櫻を襲名。そして今場所、1敗をキープし迎えた14日目。大の里との大関対決を制し幕内優勝に王手。そしてきのう、同じく13勝1敗の大関豊昇龍との千秋楽。はたき込みで勝利し、父が果たせなかった幕内優勝。そして、祖父と同じ27歳、大関5場所目で初めて賜杯を手にした。この快挙に琴櫻の地元、千葉県松戸市も大盛り上がり。