国連の気候変動対策の会議「COP28」が、UAE・ドバイで開幕した。岸田首相は首脳級会合で演説し、脱炭素社会の実現に向け、国際社会の取組を主導する決意を示す方針。再生可能エネルギーの拡大などが議論される見込みだが、国内では太陽パネルのリサイクルが課題となっている。環境省によると太陽パネルのリサイクルができる施設は全国で25か所程度にとどまり、2030年代後半には最大で年間80万トンの廃棄が見込まれ、国はリサイクル施設の増設などの検討を始めた。東京大学の有馬特任教授は、太陽光に限らず、風力なども耐用期間を終えたあとの処理をどうするか考えねばならないと指摘する。