モバイルバッテリーの中でも最近急増しているのがリチウムイオン電池による火災。熱のこもりやすい場所での使用や膨らみ、変形しているなど1つでも当てはまると発火の危険性がある。きのう、川崎市のJリーグの試合会場ではリチウムイオン電池を使ったモバイルバッテリーの回収や啓発活動が行われた。来場者に話を聞くと、危ないとは分かっていてもどこで処分すればいいか分からないなどの声が上がった。川崎市環境局廃棄物政策担当・石坂勇二さんは「市民の認識が浸透していないところが課題」と話した。川崎市の場合、製品から取り出したリチウムイオン電池とモバイルバッテリー本体について持ち込みで回収を行っている。持ち込み先は家電量販店などにある回収ボックス、市の事業所。無理な取り外しは発火の可能性もあり、川崎市では「リチウムイオン電池入り」と書いたメモを貼れば市が回収してくれる。