今週、楽天から自由契約となった田中将大が巨人と契約合意の報道があった。田中将大は2013年に前人未到のシーズン24連勝を達成し、ヤンキース時代には6年連続で二桁勝利をマークしていた。しかし今年は1試合の登板で敗戦投手。五十嵐亮太は、田中復活には3つの理由があるという。移籍先の巨人には同い年の坂本勇人が所属する。田中と坂本は兵庫県伊丹市出身で、小学生時代は同じチームに所属していた。日米通算197勝の田中だが、日本球界復帰後は4年間で20勝33敗。巨人に移籍した甲斐拓也はゴールデングラブ賞7回の球界屈指のキャッチャー。バッテリーを組むことによっていいものを引き出せる可能性もある。さらに、リーグが変わることも大きいという。去年の田中のストレート平均球速は約146キロで、右ひじを手術し復帰した今年は約143キロ。ストレート復活へカギを握るのが、コーチとの出会い。優秀な久保コーチを始めとしたコーチ陣の指導でストレートが復活する可能性が高いという。5回から6回までにリードを守る投球で来季10勝できる可能性がある。