俳優の田口トモロヲさんが映画監督として作り上げた作品「ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ」が、ちょうど公開されたばかりとなっている。最新作は、田口さんの人生を表すかのような内容になっているということで20代からの創作活動への思い、それも込められた作品についても聞いた。田口さんは21歳のとき、アングラ演劇にのめり込み、大学を中退。その後、パンクバンドのボーカル、劇画のイラストレーターなど、型破りな20代を送ってきた。そんな田口さんが当時、強く憧れたのが「東京ロッカーズ」という存在。パンクバンド数組が、新しい自由な表現を求めた音楽ムーブメントなのだが、今のロックフェスなどの礎を作った人たちともいわれている。田口さんは今回、自身が影響を受けた時代を監督として映画にした。映画は、実在のバンドをモデルにして、自由な表現、自由な考えを求めてもがく若者たちの姿を描いている。田口さんに今回の映画に込めた思いについて聞くと「もっと自由でいいんじゃないか。」と話していた。今回の映画の中でも、タイトルにあるように、やっぱり「自分の音を鳴らせ」っていうことや、DIY精神っていう話もあった。田口さんの今回の映画は構想から10年以上かけて制作、相当下準備されてきたという。コロナもあったりもしたが、制作をやめずに、こうやって田口さんがこれを作るんだということをずっとずっと温めて10年、ようやく日の目を見た。脚本、宮藤官九郎さんなのだが、やっぱり信頼した仲間と、今回、若手の峯田和伸さんとか、わかばりゅうやさんとか、信頼する仲間と当時を再現して、そして今の人たちが今の感性で演じたそんな作品になっていると、話していた。
