今シーズンから“国内のバスケットボールリーグ”Bリーグの千葉ジェッツに加入する渡邊雄太(29歳)が入団会見を行い、「日本の皆さんの前でプレーができることを、すごく楽しみにしてます」「僕が米国に行って成長した姿を皆さんにお見せできればと思っている」と語った。新しく完成した千葉ジェッツの新ホームアリーナ「LaLa arena TOKYO−BAY」で、渡邊雄太のプレーが間近で見ることができる。渡邊雄太は高校卒業後、米国に拠点を移して活動し、大学卒業後の2018年からNBAのグリズリーズと契約した。田臥勇太に次ぐ日本人2人目の“NBAプレーヤー”となった渡邊雄太は、日本選手最長となる6シーズンにわたりプレーをした。日本代表としても、2021年の東京五輪、去年のバスケW杯、パリ五輪と、日本代表の大黒柱として世界と戦ってきた渡邊雄太だが、昨シーズン終盤はメンタル面の不調から欠場が続き、日本へ帰国することを発表していた。会見で、渡邊雄太は「NBA終盤は、大好きなバスケットができない苦しい時間を過ごしたが、とにかくそこも全力でサポートしたい。僕がバスケットを十分楽しめる環境を作っていきたい。そこを強調して言ってくれたのが千葉ジェッツ」と語った。もうひとつ渡邊雄太が千葉ジェッツ入りを決めた理由は、日本代表で共に戦ってきた“盟友”富樫勇樹(31歳)の存在だった。会見で、渡邊雄太は「個人的に仲の良い富樫勇樹選手。彼とは昔から“いつか同じチームでやりたい”と話していた」と語った。今年5月、富樫勇樹はSNSで「ゆーたと同じチームでプレーしたいぞ!!!!!!」と公開オファーしていた。また、ファンも2人がチームメートになることを熱望していた。高校以来11年ぶり、初めてのBリーグでのプレーについて、渡邊雄太は「全てが初めての経験になる。ただ、新しい経験やチャレンジは本当に大好きなので、全ての面でBリーグを楽しんでいけたら」と語った。渡邊雄太と富樫勇樹を擁する千葉ジェッツは、開幕戦で比江島慎(34歳)が所属する宇都宮ブレックスと千葉ジェッツの新ホームアリーナ「LaLa arena TOKYO−BAY」で戦う。