戦争から80年。今の世界について吉永さんは「すごく心配している。色んなところで辛い思いをしている人もいっぱいいるし、なんとか世界のみんなの力で惨状を回復しなければいけないと思っている。でもなかなかすべがなくて、飢餓でどんどん亡くなっていく子どもたちとか、ウクライナの方たちもどんなに辛い思いをしてらっしゃるかと思うと…どうして良いか。みんなで答えを見つけなきゃいけない。そのためにはどんなことが戦争の時に起こって、どういうことがあったのかというのを繰り返し知って、次の世代・未来に生かしていくことが大事だと思う」「私の父は戦争の時に船に乗って向かっていったんだけど、ちょうど病気になって帰されたんです。もし戦地に行っていたら自分は生まれていなかったということもある。それがとても重いことで、しっかり受け止めないといけないなっていう気がしている」などと話した。この番組は「昭和から未来につながるキーワードを見つける」という試みをしているが、吉永さんが思う“未来につながるキーワード”について聞くと「『故きを温ねて新しきを知る』ということだと思う。“故き”は戦争のことや、日本の中でいろいろあったことをみんなが知って、それをしっかり自分の中に入れて次の世代に引き渡していくこと。どんなことでも声を出してお互いに話し合っていくことが大事。自分たちの思いを語り合うことが少なくなっている。みんなスマホばかりを見て下ばかり見ているのではなく、お互い同士が話すことが大事だと思う」などと話した。