雨が続いた九州地方は、一転晴れて、厳しい暑さとなった。宮崎県や鹿児島県などではほとんどの観測点で今年の最高気温を更新した。各地の気温を表した地図を紹介。九州や関東で25度以上や30度以上となっているが、あすはその範囲がさらに広がる見通し。あさってには関東の内陸で35度以上の予想も出てきている。これからの時期は暑い日が続き、熱中症に一層注意が必要。一方で、梅雨前線は北上し、今後北陸や新潟、東北の日本海側を中心に、雷を伴った激しい雨が降るおそれがある。猛暑日となった、鹿児島・奄美市の海岸での猛暑日は2日連続で、18年ぶりのこと。最高気温は宮崎・宮崎市で35.5度と猛暑日を観測したほか、鹿児島・鹿児島市で34.9度、茨城・大子町で34.5度、福岡・福岡市で33.4度、東京の都心で31.4度を観測。熱中症の搬送も相次いでいる。東京消防庁によると、きょう都内では午後3時までに8歳〜93歳までの男女計21人が救急搬送された。気象庁では今月末にかけて平年より気温が高い状況が続く見込みとされている。また、気象庁は「1年で最も気温が高い時期になるため「熱中症警戒アラート」や「暑さ指数」を活用し早めの熱中症対策を心がけてほしい」としている。