今日は西日本に暖湿流がかかっているが、金・土曜日には押し上がってきて非常に蒸し暑くなるという。また週末には太平洋側と南シナ海側の両方から暖湿流が押し寄せ、来週には蒸し暑い空気が居座り、蒸し暑さが続く。早期天候情報をみると、6月30日頃から1週間全国的に気温が高い。きのう気象庁異常気象情報センター・田中所長は「ラニーニャ現象時に見られるパターンが先月の予想よりも現れやすくなっている、日本に高温をもたらすような要因が重なるとかなり高くなる、例年に比べて猛暑のリスクは高くなるのではないか」とコメントしている。3か月予想では、7~9月まで平年よりも気温が高くなっている。降水量を見ると7月は雨が多く、8月は西日本で多く、関東・東海では少ない。9月になるとまた多くなるとみられている。チベット高気圧が強まると予想され、これにより暑くなるが、さらに太平洋高気圧の縁を進んだ湿った空気がチベット高気圧に潜り込み、非常に蒸し暑くなるという。さらに太平洋高気圧も張り出してくると日本付近で両高気圧が重なる。2013年にこの現象が起きたときは記録的猛暑で、当時の国内最高記録が高知・江川崎で出て、東京でも最低気温が30℃となった。来週の東京は高くなれば37~38℃が予想され、熊谷・前橋・甲府では40℃となる可能性もあるという。