センバツは21世紀枠、そして北から順に発表されていく。北信越では石川から星稜と日本航空石川、福井の敦賀気比が決まっている。日本航空石川の選考理由については、選考員の総意で決まったという。センバツは大会理念として「野球を通じて生徒たちに純真明朗な気風を吹き込むとともに、国民の希望の火を灯したい」という願いが込められて誕生している。甚大な被害を被った輪島市にある日本航空石川高校を始め、出場校32校の選手たちが被災された方々の希望の火となるような、はつらつとしたプレーを甲子園の舞台で期待したいとして、今回は選考されたという。日本航空石川は能登空港に隣接しており、被災地支援の最先端の基地となっている。山梨にある姉妹校では新学期に向けて生徒約600人が受け入れられるという。その第一陣が野球部であった。部員は67人いるが、山梨に避難しているのはそのうち32人となっており、石川県に残った部員は自宅で自主練などをし、オンラインでやりとりをしているという。また、避難した部員も練習の合間に支援物資の仕分け作業などを手伝っているという。このあと、日本航空石川の取材対応となる。