近年増加する高齢ドライバーによる事故。こうした事故を未然に防ぐため、70歳以上の人が運転免許を更新する際には高齢者講習が義務付けられている。今回、木更津自動車学校の高齢者講習に密着した。高齢者講習では講義の他、視力などを調べる運転適性検査、実車指導が行われる。ただし75歳以上になると違反歴の無い人は講習の前に認知機能検査を受けなければならない、検査では認知症のおそれありと判断された場合、医師の診断や再検査が必要。認知症と診断された場合には運転免許の停止、もしくは取り消しとなる。検査では計16種類のイラストを記憶し、何のイラストか回答する。この日全問正解はいなかった。更に時間の見当識と呼ばれる受験当時の年月日などを記載する検査もある。取材中に認知症のおそれがある人はゼロで、全員高齢者講習へと進むことができた。
高齢者講習では指導員と共に教習所内のコースを運転する。よく起きるのが一時停止の場面で停止線を超えたり、一度停止した後、安全確認をせずにすぐに動かしてしまうミス。実車指導ではカーブで膨らんでしまい対向車線に侵入してしまうケースがあった。最難関が段差乗り上げで、縁石や車輪止めを乗り越えてしまった時に瞬時に車を停止できるかを指導するもの。 参加者には段差を乗り上げた後にぶつかってしまった人もいた。他の参加者にはサイドミラーを直すためにコースの中央で減速したり、運転しながら座席を調整しようとして注意されているケースがあった。一方、75歳以上で過去3年に一定の違反歴があるドライバーは去年5月から運転技能検査が義務付けられた。検査は減点方式で、100点満点中70点未満で不合格。甲信期間満了までに合格しないと免許失効となる。試験のため指導員のアドバイスはなく、取材した方は1度ミスしたのみで合格という結果だった。今回の参加者に運転免許証の必要性について聞いてみると「車の免許を持っていないと移動手段が無い」などといった声が挙がった。
高齢者講習では指導員と共に教習所内のコースを運転する。よく起きるのが一時停止の場面で停止線を超えたり、一度停止した後、安全確認をせずにすぐに動かしてしまうミス。実車指導ではカーブで膨らんでしまい対向車線に侵入してしまうケースがあった。最難関が段差乗り上げで、縁石や車輪止めを乗り越えてしまった時に瞬時に車を停止できるかを指導するもの。 参加者には段差を乗り上げた後にぶつかってしまった人もいた。他の参加者にはサイドミラーを直すためにコースの中央で減速したり、運転しながら座席を調整しようとして注意されているケースがあった。一方、75歳以上で過去3年に一定の違反歴があるドライバーは去年5月から運転技能検査が義務付けられた。検査は減点方式で、100点満点中70点未満で不合格。甲信期間満了までに合格しないと免許失効となる。試験のため指導員のアドバイスはなく、取材した方は1度ミスしたのみで合格という結果だった。今回の参加者に運転免許証の必要性について聞いてみると「車の免許を持っていないと移動手段が無い」などといった声が挙がった。