育成用の牛舎は生まれて2週間くらいの子牛と母牛が最大24頭入る。生後55日で親離れさせ、親牛は産後60日で種付けするという。3、4カ月経ったら3号牛舎に連れて来る。雄が雌より高額だという。出口さんとしては1頭45万円はほしいという。日中は放牧している。放牧地も入れると全敷地は15haくらい。
北海道の山奥でもともと米農家だった出口家の3人兄妹の長男として生まれた和彦さんは地元の短大で酪農を学び、卒業後は両親が始めた酪農の仕事を手伝っていた。時代とともに酪農も機械化が進み、酪農で生計を立てるには牛の数を増やし新たな設備を導入する必要に迫られた。多額の資金の捻出が難しく、出口家は20年前に肉牛の繁殖農家に転業。3年前に父が亡くなった後も和彦さんが和牛の繁殖を続けている。和彦さんは昨年、癌の手術をして寛解した。手術期間中は繁殖農家仲間が協力してくれた。今も3カ月に1度、定期検診で病院へ通いながら仕事を続けている。妻の真智子さんも手伝い、夫婦2人で日々の作業をこなしている。真智子さんは定年まで事務職で、牧場の仕事をするようになって3年。親離れさせた子牛は3日くらいで落ち着くという。誘導用のワイヤーで放牧している牛たちを牛舎に戻した。
北海道の山奥でもともと米農家だった出口家の3人兄妹の長男として生まれた和彦さんは地元の短大で酪農を学び、卒業後は両親が始めた酪農の仕事を手伝っていた。時代とともに酪農も機械化が進み、酪農で生計を立てるには牛の数を増やし新たな設備を導入する必要に迫られた。多額の資金の捻出が難しく、出口家は20年前に肉牛の繁殖農家に転業。3年前に父が亡くなった後も和彦さんが和牛の繁殖を続けている。和彦さんは昨年、癌の手術をして寛解した。手術期間中は繁殖農家仲間が協力してくれた。今も3カ月に1度、定期検診で病院へ通いながら仕事を続けている。妻の真智子さんも手伝い、夫婦2人で日々の作業をこなしている。真智子さんは定年まで事務職で、牧場の仕事をするようになって3年。親離れさせた子牛は3日くらいで落ち着くという。誘導用のワイヤーで放牧している牛たちを牛舎に戻した。