石川県輪島市の白米千枚田では、5月の田植えに700人ほどが集まった。田んぼごとの杭にはオーナーの名前が書かれている。会費を払うと、田んぼのオーナーになることができ、お米がもらえるという。この取組のきっかけは昭和50年代、修学旅行生が荒れた棚田の草刈りを手伝ったことだった。それから県がサポーターをつのり、全国から人が集まるようになったという。田植えに参加した人は、「普段パソコン仕事なので感触を味わう経験がない」、「みんなと喜怒哀楽を共にするような活動が健康に繋がる」などと話した。全国の棚田をめぐっているという女性は「東京と地方を同時に思うことが生き生きとさせてくれる」などと語った。
金沢市で働きながら棚田に手伝いに来ている堂下さんは、農家出身で「小さい頃は田んぼがいやだったが、農業している人はすごいなという思いが根底にある」などと話した。地元農家は、応援に来る人との交流が励みになっているという。実りの秋を迎え行われた稲刈りでは、農家の皆さんと一緒にその場でお米を食べて楽しんだ。冬のはじめ、農家では、田の神様を自宅にお招きする儀式が行われる。棚田とともに美しい伝統も守り継がれている。
金沢市で働きながら棚田に手伝いに来ている堂下さんは、農家出身で「小さい頃は田んぼがいやだったが、農業している人はすごいなという思いが根底にある」などと話した。地元農家は、応援に来る人との交流が励みになっているという。実りの秋を迎え行われた稲刈りでは、農家の皆さんと一緒にその場でお米を食べて楽しんだ。冬のはじめ、農家では、田の神様を自宅にお招きする儀式が行われる。棚田とともに美しい伝統も守り継がれている。