岡山県のポツンと一軒家を訪れ、主の與一さんに話を聞いた。今は1軒だが與一さんが小さい頃は7軒あったという。昭和35年頃からみんな山を降りていったという。先祖は平家の落人と言われていた。昔は林業や炭焼きをしていた。與一さんの父はタバコ農家をしていた。タバコ農家乾燥場の隣には豚舎があった。50年ほど昔は子豚を繁殖させていが今は廃屋になっていた。畑では今食べる分だけ野菜を育てている。白菜は猿の食害にあっていた。一男三女の長男として生まれた與一さんは19歳から郵便局で働いていた。実家から車で20分ほどかけて通勤していた。57歳で早期退職して実家を継ぎ、両親の世話をしていた。