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この世のあらゆるモノは手作り可能なのではないか。今夜はフライパンと電子レンジだけでカップラーメンを手作りする。
お湯をかけるインスタントラーメンが生まれたのは1958年。その後、1971年にカップラーメンが誕生した。これを自宅にあるものだけで手作りする。お湯を入れたら3分で食べられる激うまのラーメンを目指す。カチカチの麺はなぜ3分で食べられるのか、かやくをどうやって作るのか、スープはどうやって粉末にするのか。
まずは麺について。生麺をゆでて自然乾燥させたものが3分で美味しく戻るかを近藤春菜とサンシャイン池崎が検証。しかし、食感が悪く粉っぽかった。次に生麺をゆでずに自然乾燥させた麺を戻して検証したが、これも美味しくならなかった。そこでサイエンスアーティストの市岡元気にカップラーメンが3分で戻る謎について教えてもらう。
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解明の鍵は麺の構造。その秘密を探るために高性能カメラを使って市販のカップラーメンの麺を観察。すると、カップ麺には無数の穴が空いていることが分かった。穴にお湯が入ることで3分で食べられるようになるよう。麺を高温の油で揚げることで水分が一気に蒸発し穴ができるのではと推測。麺をゆでて揚げると、3分で美味しく戻る麺ができた。
続いてはお湯をかけて3分で美味しく食べられる具材を手作り。まずはフリーズドライの仕組みについて市岡が説明。フリーズドライは凍らせた状態で真空にさせ、組織の細胞を壊さずに乾燥させることができる。また、麺と同様に無数の穴ができることでお湯が入って戻る仕組み。かやくも瞬時に水分を飛ばすことがポイント。市岡のラボの装置を使うとフリーズドライはできるが、これを自宅でホームメイドは難しい。家にあるものだけで作るために電子レンジを使うことに。市岡いわく急激な水分蒸発で穴が作れるのではということ。
中丸と箕輪が手作りカップラーメンのかやくにする食材探し。ポイントは穴が空きやすいよう水分の多い食材。もやしやなす、ホタテやタコなどを購入した。一方、池崎は「乾物カフェ mamesaya」で具材探しを行い、おすすめされた乾物を購入した。
電子レンジでカップラーメンのかやくづくり。まずはタコを電子レンジで温めるが、すぐに破裂音が聞こえてきた。
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カップラーメンを自宅で手作り。電子レンジで水分を飛ばせば3分で戻るかやくができるはず。タコが弾ける音は水分が蒸発している証拠。水分が飛んで固くなったタコを3分お湯で戻すと、味は美味しいが硬いままだった。もやしを同様に試すと旨味がなくなってしまった。手作りの結果、3分で戻る美味しいものはチャーシュー、コーン、キクラゲ、刻み昆布。中でも美味しかったメンマは池崎が別日に作ったものだという。
池崎はメンマをホームメイドするために、メンマづくりが体験できるヨリドコ小野路宿へ。竹を加工して作るメンマ。ここでは赤い孟宗竹でメンマを作っている。竹の皮をはいで、ピーラーで外皮をむき、15cmに切った竹を30分ゆでて食べるサイズにカット、ごま油で炒めて味付け。これを電子レンジで乾燥させ、選びぬかれた3分で戻る美味しいホームメイド具材が完成。
残るは粉末スープ。塩と同様にスープを煮詰めれば粉末になるのでは、ということでラーメンスープを煮沸する。煮詰めていくとスープはペースト状になってきた。
ラーメンのスープを煮詰めて粉末づくり。煮詰めて固まったものをすりつぶして粉状にし、お湯を入れてみたが元の美味しさは失われていた。ここで37年間インスタント麺を毎日食べ続ける大和イチロウさんが登場。カップラーメンのスープは旨味となる調味料や食材を全て粉末にして、粉の調合でスープを作っているという。そこで、粉末にした様々な具材を調合。ベースは塩+鶏ガラに決定。旨味成分の入った「ろく助塩」を鶏ガラに入れ、さらに白菜粉末や鰹節粉末などを加えた。かやくとスープで味を確認するとほぼ完成。中丸と池崎は『海鮮!おかえり!かあちゃんラーメン』と名付けフタを作り、カップに麺と粉末スープ・かやくを入れ、フタをしてカップラーメンが完成した。お湯を入れて3分、いよいよ試食をする。
手作りカップラーメンを実食。中丸と池崎は「想像以上にうまくなっている」「発売したら売れると思う」と話した。そして、近藤と箕輪にも完成した手作りカップラーメンを届けた。
完成した手作りカップラーメンを食べたハリセンボンの2人も絶賛。近藤春菜は「作ってもいいよという企業さんがいたら、我々が1個1個詰めますから」と話した。
番組はTVerで配信すると告知した。
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