日本のスキー人口は、スノーボードを合わせてもこの30年で4分の1に減少している。こうした中、スキーをしない人でも楽しめる仕掛けを作ろうという動きが出てきている。長野県白馬村にあるスキー場は、客の半分ほどがオーストラリアなどからの外国人。さらなる開拓の余地があると踏んでいるのが、雪にあまりなじみのないアジアからの観光客。今シーズンから週末限定で始めたのが“こたつカフェ”。標高1200メートルの雪の上に並べたこたつで、ホットドリンクなどが味わえるサービス。こたつの利用料金は無料。リフトを降りたところにあるフードコートから飲み物などを持ち込んで、利用することができる。こたつの中に熱源はないが、キャンプ用の厚手の布団をかけることで暖かくなるという。
群馬・嬬恋村・万座温泉スキー場に先月オープンしたのが、浮き輪のようなチューブに乗って滑り降りるロングコース。距離は日本最大級のおよそ600メートル。このコースは、ある盗難事件をきっかけに整備されることになった。去年9月、リフトを動かすための銅線ケーブルが盗まれ、スキー場の大部分が使えなくなってしまった。苦肉の策として考えたのが、スキー以外の体験を充実させることだった。上級者コースの休止で可能になったのが、チューブのコースだった。唯一稼働しているリフトを生かして、スキーやスノーボードをしない人も楽しめるようにした。スキーのエリアが減った今シーズン、客は昨シーズンの半分以下に減っているが、外国人客の割合は2倍に増加。取り組みに手応えを感じている。スキー場運営会社・星野元希さんは「雪を全身で感じてもらえるようなアクティビティーを提案している。いろいろな人が楽しめるスキー場を目指していきたいと思う」と述べた。
群馬・嬬恋村・万座温泉スキー場に先月オープンしたのが、浮き輪のようなチューブに乗って滑り降りるロングコース。距離は日本最大級のおよそ600メートル。このコースは、ある盗難事件をきっかけに整備されることになった。去年9月、リフトを動かすための銅線ケーブルが盗まれ、スキー場の大部分が使えなくなってしまった。苦肉の策として考えたのが、スキー以外の体験を充実させることだった。上級者コースの休止で可能になったのが、チューブのコースだった。唯一稼働しているリフトを生かして、スキーやスノーボードをしない人も楽しめるようにした。スキーのエリアが減った今シーズン、客は昨シーズンの半分以下に減っているが、外国人客の割合は2倍に増加。取り組みに手応えを感じている。スキー場運営会社・星野元希さんは「雪を全身で感じてもらえるようなアクティビティーを提案している。いろいろな人が楽しめるスキー場を目指していきたいと思う」と述べた。