この冬は除雪にかかる費用が足りず、補正予算を組む自治体が相次いでいる。過去最大を更新したところもある。長野県白馬村では去年12月の降雪の深さは合計214センチだった。今年度の当初予算に除雪費として2億1000万円を計上していたが、1月の補正予算で1億2000万円を追加した。除雪車が11月下旬から約1ヶ月間に稼働したのは、4478時間。前年同期の約4.5倍にのぼったという。去年末から大雪に見舞われているのは青森県。弘前市で今季、最も雪が積もった深さは126センチで、1月としては過去最深を記録した。今年度の除排雪費は過去最大の計約84億2000万円になり、青森市の約62億円、弘前市の約23億円も過去最大だ。(朝日新聞)