熱狂に包まれたモンゴルの首都、ウランバートル。約1万2000人が入るスタジオに姿を見せたのは、天皇皇后両陛下。きょう行われていたのは、スポーツの祭典ナーダム。開会式では日本ではあまり見られないさまざまなパフォーマンスが行われ、両陛下は拍手をしたり驚いた表情を浮かべたり、時には双眼鏡を覗く場面もあった。きょうがモンゴル滞在6日目となる両陛下、今回の公式訪問ではモンゴル抑留中に亡くなった日本人の慰霊碑に供花し、モンゴル大統領夫妻主催の晩さん会では、愛用のビオラで馬頭琴の国立楽団とともに演奏された。きょう出席されたナーダムでは、元横綱・白鵬さんも出席していた。陛下は皇太子時代の2007年にモンゴルを訪問した際も、ナーダムの開会式に出席。元横綱・朝青龍さんの父が選手としてモンゴル相撲をする様子をみていた。皇后さまは今回初めての出席となるナーダム、両陛下が入場すると会場からは歓声が。笑顔で手を振って応えられていた。あすは競馬を観戦し、13日に帰国予定。