7日、天皇皇后両陛下は戦後80年にあたり、太平洋戦争の激戦地・硫黄島を初めて訪れた。午後3時半ごろ、慰霊碑に花束を手向け深く頭を下げられた。太平洋戦争末期に旧日本軍は約2万2000人が犠牲となった。島民の一部も軍属として島に残らされ、82人の命が奪われた。元島民2世の麻生憲司さんは曽祖父から両親の代まで硫黄島で暮らしていた。麻生さんは叔父2人を硫黄島の戦いで亡くした。1994年、いまの上皇后夫妻が硫黄島を訪れた時に2人を出迎えたのが麻生さんの父だった。両陛下は今年、沖縄、広島、長崎を慰霊される見通し。