熊本地震から10年。2016年4月14日午後9時26分頃、益城町で震度7を観測。これが前震で、2日後の4月16日、益城町と西原村で震度7の本震が発生した。今月12日、益城町に住む佐々木君代さんを訪ねた。佐々木さんは、10年前の4月14日、倒壊した自宅の2階から自力で脱出した。これまでに、熊本県と大分県で278人が死亡した。熊本県では、約20万棟の住宅に被害が出て、最大約18万4000人が避難した。佐々木さんは、一度は体育館に避難するも、廃材などを使って自宅前にテントを立てて暮らし始めた。ダンボールベッドなどが整備されていない避難所生活を苦に車中泊やテント生活をする人が相次ぎ、犠牲になった278人のうち約8割が災害関連死によるものだった。佐々木さんは、ボランティア団体が用意したトレーラーハウスへの移るが、仮設住宅に入居したのは地震から4ヶ月後で、新居が完成したのは1年後のことだった。佐々木さんは94歳になり、今も地震後に建てた自宅で暮らしている。この10年を振り返り、佐々木さんは、自分を保つことが一番大変だった、何もない中から立ち上がるのは悲しかったなどとし、皆さん労ってくれる、甘えちゃいかんと思いながら踏ん張っている、私を全うするために今も貪欲に生きているなどと話した。
