梅雨や台風の時期を前に水害が発生した際の対応や必要な備えを体験しながら学べる催しが東京・目黒区で開かれた。「水防フェスタ」は、訪れた人たちに体感しながら防災を意識してもらおうと大雨シーズンを前に目黒区が区内の公園で開催し都や消防、警察などが体験型のブースを設けた。このうち東京都下水道局は、数十センチの浸水でもドアの開閉には数人がかりの力が必要になる状況を再現し、参加者が浸水による水圧の影響を体感していた。このほか住宅などへの浸水を防ぐ土のうを作って積んでみる体験ブースなどがあり、多くの家族連れが水害発生時の対応や必要な備えを学んでいた。目黒区・青木英二区長は「実際に体験をし、触れてもらい、自身の水防に対する意識、水防力の向上、自助ということで高めてほしい」と述べた。訪れた人のコメント。