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「直江津LNG基地」 のテレビ露出情報

SDGsの目標に「気候変動に具体的な対策を」がある。温室効果ガスの排出削減が急がれてる。INPEXは日本の年間エネルギー消費量のおよそ1割に当たる石油天然ガスを生産するエネルギー開発企業。日本をはじめオーストラリア、中東、東南アジアなどでエネルギー開発プロジェクトを展開してる。水素や再エネなどの脱炭素分野には今後3年間で2000億円を投資する計画。INPEX・上田隆之社長は、「投資という意味では再生可能エネルギーの分野が大きいが実は将来には水素だアンモニアだといわゆるクリーンエネルギーの分野を控えている。数年先には実はこれらの投資は大きく膨らむことになると思う」と語る。かつて多くの天然ガスを産出した新潟・柏崎市に大型の実証試験設備を建設中。脱炭素に向けた様々な挑戦を始めている。1つ目の挑戦は「天然ガスからの水素の製造」。天然ガスの主な成分は、メタン。このメタンを高温下で水蒸気と反応させることで水素を作り出す。今回の実証試験で使う天然ガスは新潟・長岡市で採取されたもの。海外からの輸送コストはかからない。その天然ガスを燃料に8月から実証運転が始められ年間700トンの水素を製造。ただその過程で発生してしまうのがCO2。その量は年間およそ5500トン。そこで2つ目の挑戦「CO2を貯留・有効活用」。水素の製造で発生したCO2を回収して地下に貯留するという。CO2を地下に貯留できれば排出量は実質ゼロとみなされ、製造した水素は環境に優しいブルー水素になる仕組み。さらに、実証試験では圧入したCO2が地下に残ってる天然ガスを地上に押し出し、再採取できる可能性を探る。3つ目の挑戦は「ブルー水素からアンモニア製造」。製造したブルー水素を利用して、燃やしてもCO2を排出しないアンモニアを作ろうという取り組み。コスト削減に繋がるアンモニアの製造法を開発したのは東京科学大学のベンチャー「つばめBHB」。アンモニアの原料は水素と大気のおよそ80%を占める窒素。合成の鍵となるのは東京科学大学のチームが開発したエレクトライド触媒。アンモニアを作るにはN2として大気中に存在している窒素を一つずつに分ける必要がある。しかし、窒素は三重結合で強く結びついている。つばめBHBは電子を与えやすい性質を持つエレクトライド触媒を使って窒素を切り離し水素と結合させて効率的にアンモニアを作ることを可能にしている。今後、アンモニアの製造コストをさらに下げられる可能性は高いという。ブルーアンモニア製図設備はBHBの技術を使った世界初のアンモニア製造装置。水素製造設備とあわせてNEDOの助成事業となっている。4つ目の挑戦は「CO2と水素から都市ガスをつくる」。CO2と水素から合成メタンを作るメタネーション設備。2025年度中の生産、供給を予定している。CO2と水素を高温高圧で触媒を通すことにより合成メタンを作り出す。既存のガスインフラや機器をそのまま利用。CO2が原料のためカーボンニュートラルとなる。その価格は水素次第だという。
住所: 新潟県上越市下荒浜12
URL: https://www.inpex.com/

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