猫をモチーフにした個性的な切り絵で一躍有名になった小学生KENさんが福岡県にいる。東京で原画の展示販売も開かれるほど人気となった小学生作家の作品づくりを取材した。KENさんは小学4年生。1年生の頃、自宅にあった折り紙で作った切り絵がSNSで大ブレイクし、銀座の百貨店から打診され初めて原画の展示販売会を開くことになった。32点が出品され、春をテーマにしている。去年12月、KENさんは福岡・新宮町の離島・相島を家族で訪れ、たくさんの猫とふれあい作品作りのインスピレーションを得た。この日、KENさんは島の猫の保護活動を行う団体にキャットフード30キロを寄付した。活動で得た収益の一部をキャットフードにして届けている。島での思い出を作品にした。能登半島地震を受けて制作を急ぎ完成させた作品もあり、元気になってほしいと黄色など明るい色を使った作品をSNSに投稿したところ、被災した方が元気をもらったという声も寄せられた。