50代の真澄さん。今年5月夫が脳梗塞で倒れて亡くなった。持ち家の住宅ローンが残っていたが、その額が1700万円ほど。真澄さんは団体信用生命保険の手続きのために銀行を訪れた。思いもよらない事実を告げられた。夫はさらに他の銀行からも借り入れがあり。借金は合わせて400万円以上にも上ることがわかった。自らの会社の資金繰りや生活費にあてていたという。真澄さん、夫にはほかにも借金があるかもしれないと不安になったという。途方にくれた真澄さんに銀行からは相続放棄の提案が。相続放棄をすれば借金は確かになくなるがしかし、夫が残した自宅も手放すことに。一方、相続放棄をしなければ自宅は残るが夫の借金の返済義務が発生。真澄さんは20年以上も専業主婦だったため収入はゼロ。返す当てはなかった。いま真澄さんは仕事を見つけて夫の借金を少しずつ返しているという。