東京都知事選挙で約165万票を獲得する躍進を見せた前安芸高田市長・石丸伸二氏。その名が知られることとなったのは、広島県安芸高田市長時代に既存の議会を一喝する場面だった。この映像がインターネット上で広がったことで一躍有名になった。忖度なしに発言する様子が多くの若者の支持を集めた。都知事選ではSNS戦略を駆使し、数々の配信を実施。ネット討論会では現職の小池百合子氏に鋭く切り込んだ。街頭演説では「LINEで友達に好きな石丸伸二の動画を送り付けてください」と発言していた。石丸氏の応援演説を行った元自民党政務調査会長室長・田村重信氏は、今回、石丸氏が躍進を遂げた理由について「インターネットで見ている人は、実際に会ってみたいという気持ちが出てくるから、そのチャンスをたくさん作って街頭演説をどんどんやった」などと話す。石丸氏は2週間で200回以上の街頭演説をこなし、SNSでの知名度を使ったリアルでの発信にも力を入れていた。SNSを巧みに使い支持を集めた石丸氏。その魅力について、田村は、若さと、物怖じしない言動や行動力などを挙げた。